Written by 宍戸竜二オフィシャルサイト

あの人を振り向かせたい。もっとも効果のある方法。

幸せについて 心のことについて

「他人は自分の鏡である」

こんな言葉、一度は聞いたことありませんか?
つまり、他人には自分が映っている。ということですよね。
この言葉だけを見ればまあ、その通りですね。
そして人間関係において、この言葉がはとても重要です。

では相手に自分のなにが映っているのでしょうか。
それは自分が無意識で信じていること、価値観、観念、思い込み。などです。
無意識の中なので、頭でいつも考えているような思い。ではありません。

目の前の人に愛されない、その現実があるときの自分の中の信じ込みは、

どうせ私は愛されない
どうせ私は嫌われる
どうせ私は必要ない

目の前の相手に愛されたい。
と願うのに、ネガティブな反応ばかり帰ってくる。
そう感じているのなら、自分の内側でこのようなことを信じてしまってはいないでしょうか?

意識とは

人の意識の全てを見たときに、
頭で認識できる意識を顕在意識と言い、
意識できない無意識の領域を潜在意識と言います。
簡単に言うとね。

その割合は、
顕在意識 3〜5%
潜在意識 95〜98%
と言われています。

つまり私たちの意識はほとんどすべてが無意識と言ってもいいような状況です。
だから頭で認識できていると思っていることは、リンゴで言えば、皮に当たる本当に表層的な一部分です。
それを私たちはすべての認識と誤解しています。
そしてこの潜在意識も思考をしています。

愛されたいと願うのに、愛されない、その仕組みとは

人と人は、相手の潜在意識にあるその思い込みを、お互いが読み取り合うことでコミュニケーションは成立しています。
例えば、自分からは見えない背後に、自分の信じ込みが書かれている看板があって、対峙する人はその看板を見て、
ああ、この人は、愛されないと思っている人なんだな、とか、この人は嫌われると思って今会話してるんだな。
と思いながらコミュケーションをします。
その看板のことを「セルフイメージ」と言います。
自分で自分のことをどう思っているか。という意味ですね。

頭では「愛されたい!」と強く願っても、潜在意識の中で、「私は愛されない人なんです」って訴えていたら、相手はそのセルフイメージに対してただ同調していく。というのが人の潜在意識の性質。
つまり、自分が自分のことを愛されない存在、価値がない、嫌われて当然。と無意識に信じ続けているうちは、相手はその思いを強化するような振る舞いをするということです。

だから他人に対して、それはやめてください、もっと愛してください。と伝えても、自分の中の信じ込みが「私は愛されない」であり続ける限り、なかなか相手はその振る舞いを変えてくれることは難しいでしょう。

愛されるために

ではどうすれば目の前の人に愛されるのか。仕組み味だけでいうととても簡単です。
自分の無意識が「私は愛される存在だ」と信じればいいだけ。
そう信じられれば、目の前の人の潜在意識が自分の看板の「私は愛される存在だ」を強化する振る舞いをしてくるようになるでしょう。

ここで一番重要になってくるのが、言葉の使い方になります。
自分が自分に話しかける、セルフトークというものを変えていけばいいのです。

「愛されたい」という言葉自体が、不足を補いたいを強める言葉だということ。
つまり、今ないと感じているから、それが欲しい。という言葉になっていく。
その感覚分かるでしょうか?

愛されたいと思う。
これが顕在意識の頭で考えている思考。だとしたら、

無意識の思考は、今愛されていないから、私は愛されないから。と思考する。
だから、愛されたい。
と頭は考える。

なので、愛されたい、と思えば思うほど、潜在意識には、私は愛されない存在だから。
の信じ込みが蓄積されていく。
そして目の前の人がその愛されない存在だから。の看板を見て、それを強化するような振る舞いをしてくる。

愛されるための言葉遣い

では自分はどのような言葉を使えばいいのか。

「どうせ私は愛されている」
これを頭で思うだけでいい。

これを言ってみてください。どのような気分がしますか?
ちょっと恥ずかしかったりしますか?
横柄な言葉にも思えて気がひけますか?

この言葉にすべての人間関係がうまくいく要素が詰まっているのです。
この言葉を言うと、洗剤意識はどんな信じ込みを作ると思いますか?

顕在意識「どうせ私は愛されている」
潜在意識「だって私は愛される存在だから」「だって私は私だから」「そこに根拠なんかないけれど」

そしてこの「どうせ」を使った言葉にはもう一つ大きな力があって、それは
「どうせ」と思う言葉を使う時に、人はどんなものに意識が向くのかというと、「やっぱり」なものに意識が向いていきます。
つまり、「どうせ〜」と言うと、その「どうせ」の後についた言葉の証拠を集めようとしていきます。
だから、「どうせ愛されている」と言えば、「やっぱり愛されていた」を目に見えるあちこちに探し始めていきます。

人は、目の前のあるものすべてを見ているわけじゃなくて、見たいものだけ見ている。
その見たいものは何が決めているのかというと、それも潜在意識の中にある、自分が信じているものが基準とされていきます。
だから人は自分が愛されると信じていれば、愛される証拠を見つけにいく、愛されないと信じれば愛されない証拠を見つけに行きます。

その相手は、もしかしたら自分に愛してくれている行動もしているかもしれない。
しかし自分が「私は愛されない存在だ」と言う信じ込みを持てば、愛されていない証拠を見に行ってしまう。

だから、愛されない行動を見ているから、自分は愛されない存在だと信じているのではなく、自分が愛されない存在だから。と信じているから、愛されない行動を見ることになる。順番は逆なのですよね。

自分の内側の信じ込みが先、現実の証拠が後

だから相手を変えたい時は、まずは自分から。が一番の近道。

そして「どうせ愛されている」を自分でも強化するように、自分で自分自身を愛する行動も始めていきましょう。
言葉は潜在意識に信じ込みを作るけれど、自分の行動はもっと自分に信じ込みと、そして信頼を作っていく。
自分に愛のある言葉と行動を自分にしてあげることで、愛される存在になるセルフイメージは作られていくから。

自分を愛するということ

では自分を愛するという行動は一体どのようなものなのか。
意外にわからない場合が多いのではないでしょうか。

まずは自分で自分に挨拶をすることでもいいでしょう。
こんにちは、とか、元気?などで。
自分の中には、もう一人の自分がいる。と思って、話をするのはとてもいいコミュニケーションです。
その自分の中のもう一人の自分は、小さい頃の素直で無邪気で可愛い自分。
その子に対して、愛情をかけてあげると自分の内側の子供は喜ぶのです。
自分の中の小さい自分は、いつもあなたに無視をされてとても悲しんでいます。
まずはあなたがその子に「あなたがそこにいることを私は知っているから」
と自分の体の中に向かって伝えてみましょう。
きっと満たされた思いが感じられるはずです。

あなたはどうせ愛されているから。
私はあなたを愛してるよ。
とかね。

そしてその小さい子供は、今までもたくさんの反応も返してきていたのです。
今は眠りたい、とか、今日はこれが食べたい、とか。
いつもそんな会話を自分の中でしていないですか?
あれは自分の中の小さい子供との会話なのです。
その会話を無視してばかりではないでしょうか?
「どうしてもこれがしたい」
と心の中から湧き出ているのに、
「そんなことしたらみんなに迷惑だからとか」
「そんなことできるわけないでしょ?」
とかね。

これだと現実にも、せっかく自分の意思を表してるのに、頭ごなしに拒否される。
そんな出来事も増えてくるかもしれませんね。
自分がこうしたい。と誰かに言ったとしても、そんなことできるわけないでしょ?と反応が返ってきたり。

毎日自分の内側の小さい自分を愛するように会話をしていってあげて欲しいのです。
必ず小さい自分は喜んで嬉しいと反応を返してくれますから。

でも、目の前の現実を変えたいから、小さい自分を愛する。という気持ちは逆効果になるということも覚えておきましょう。
条件付きの愛情は、小さい子供は受け取ってはくれないから。
あなたを愛するから現実を変えて欲しい、あなたを愛せば現実も変わるんでしょ?
あなたが、あなたの親に、そのようなことを言いながら愛されても嬉しいでしょうか。
信頼関係ができるでしょうか。
自分と自分との関係も同じです。
条件などなく、ただあなたが存在しているだけで、私はあなたのことを愛しています。
それが自分と自分の内側との付き合い方ではないでしょうか。

最初は条件付きになってしまっても仕方がないので、自分を愛する行動はしていきましょう。
自分を愛することの心地よさを感じられるようになっていけば、きっとまずは何を差し置いても自分を愛そう。そう思えてくるはずです。

人は成功体験があると、それは強烈な信じ込みへと変わっていきます。
自分との関係が良くなったから、現実でも周りからの反応が信じられないくらいポジティブになってきた。
そう思えたら、まず他人を変えて愛されよう。などとは思わないはずです。
成功体験はとても重要です。
まずは小さなことでもいいので、自分を愛することで、現実がポジティブに変わる成功体験をしていきましょう。

自分との関係の良さは、目の前の人との関係性にも必ず現れてきます。
いつも自分に厳しい言葉ばかりですと、他人にも厳しくしてしまうでしょう。
いつも自分に命令ばかりしてしまうと、他人への命令も多くなってしまうでしょう。
その先のことは誰でも想像できますよね。
そこから愛のある人間関係は、なかなか作られてはいかないのではないでしょうか。

けれど、自分に愛情のある言葉をかけ続けていれば、必ず他人にも愛情のある言葉が自然言えるようになるでしょう。
これは恋人同士で、も夫婦同士でも、親子同士でも同じことだと思います。
自分に近い存在ほど、自分の内側との関係が現れやすくなっていきます。
だから他人に愛されたいと思ったら、まずは自分をないがしろにしていないか、すぐに見直してみましょう。

自分を愛するということは、とても根気のいることで、なかなか実感を持つことはできないかもしれない。
でも他人から愛されるということは、とても簡単に、そして大きな実感を持つことができる。

だから人は、自分を愛するという労力を怠けて、簡単に得られる他人からの愛情に実感を求めてしまう。
けれど、これは本当はとっても難しいこと。
他人から自分の思うような愛情を受けるって、本来はとっても難しいことなのです。
それは、相手の行動の意思は、相手がすべて決めていることだからです。

相手は、あなたを愛したかったら愛するし、愛したくなかったら愛さない。
それを他人のあなたが変えていくというのは、とてつもなく難しくて、大きくな労力が必要。
でもそれしか知らなかったから、だから他人から愛されて満たされるしか選択肢がなかった。

これからは、自分を愛することがまず最優先で、他人から愛されるかどうかは、それほど重要ではない。
を知っていきましょう。

他人は自分の思う通りになんて少しも動いてくれません。
でもたまに自分の思うような反応が返ってくると、その満たされた思いは何ものにも代えがたいような麻薬的なもの。
その麻薬性に人は依存をして、もっとくれもっとくれと、自分を愛することを捨てていく。
役に立たないと思ってしまうんだよね。自分なんて自分に何もくれないから。って。
それは悲劇ではないでしょうか。

自分が思うように決められることは、この世の中で自分の意思と行動だけ。
だから自分で自分を愛すると決めて、自分で自分を愛する行動をとることができる。自分の意思で。
これは今すぐこの瞬間から始められることですね。
それにはお金も時間も何も必要ではないのですから。

他人からの愛情は、例えればそれは冬のストーブだよ。
ストーブを買って燃料を入れればすぐに自分を温めてくれる。
簡単だよね。
でも自分が運動をして、自分の内側から発熱をするのって、とても大変でとても疲れる。

でも外側のストーブは、壊れたり、燃料が切れたりしたらすぐに自分は凍えてしまう。
また新しいストーブや、燃料を常に調達しないといけない。
外にばかり気を遣い続ける。

けれど、自分が発熱することで暖かく慣れれば、いつでもどこでも自分一人で温められる。
もし暖かいストーブがあればそれはとても暖かくてありがたいことだし、もしそれがなくなったとしてもまあいいやって思える。
ストーブが壊れることも気にしないで済むし、燃料が切れるかどうかも気にしなくなる。

この前者と後者、どちらがいいのか。という話だよね。
必死になってストーブを周りに集めて暖をとるのか、それとも自分が発熱して暖をとるのか。

それはどちらでもいい。
どちらを選ぶのかを自分で決めて、そして自分でその思いと行動を一致させていく。
自分で決めてみようね。

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