Written by 宍戸竜二オフィシャルサイト

【辛くて苦しいときにまずすること】苦しさのメリットと即効性のある対処方法

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こんにちは、宍戸です。

このページを訪れたということは、あなたは今心が苦しく辛い状態なのでしょうか…。
でも大丈夫です。
その心の苦しさや辛さはあなたへの罰なんかではなく、とてつもない可能性を秘めたとても大切な家族です。
その苦しさという家族は、必ずあなたを幸せにしようとしています。
そんなあなたの心を信じてあげて欲しい、僕はそう強く思っています。

世の中で、経済的にも感情的にも成功している人は必ず、あなたが持つその苦しみを味方にし、生かし、自分の頭の意識では気がつけない心の奥の領域から大きなヒントを得て、飛躍的に人生を動かしていきます。

心の奥のまだ気が付かない思いに気がつけたとき、そのとき物質的な喜びなんかでは決して味わえないような、本当の喜びに出会えます。

しかしその前に、その苦しみを生かすためには、まずはその苦しみをなだめていきましょう。

「大丈夫だよ」と自分の心に伝えましょう。
本当に大丈夫ですからね。

今回は、その場しのぎではない、心が苦しいときの対処方法を紹介していきます。
誰もが知っている方法もありますが、意外に忘れている重要なこともあります。
どれも今すぐに実践できるものばかりです。

私自身、ここで書いたことを実践することで、様々な精神的な限界から救われていきました。
人が心を苦しめることは一つも悪いものではなくて、その経験はその人にとって、そしてそのまた誰か他の人にとっても、貴重な財産となっていくものです。

この記事によって、少しでも多くの人が人生を前に進められることを祈っています。

この記事は13,095文字で構成されています。

 

 

【その1】呼吸の素晴らしさを実感する

苦しいときにまずすること
もしあなたが今辛く苦しい気持ちでいるのなら、呼吸が浅くなっているはずです。
人は痛みの感情に押しつぶされそうなると、呼吸は浅くなります。
呼吸が浅いということは、身体中に酸素が行き渡らない状態です。
私たちの体で一番大事なものは、食べ物よりも水よりも、何よりもまずは酸素です。

酸素はこの世の中に無限に存在し、いくら吸っても誰にも文句も言われませんし、ましてや課金などされるわけもありません。
太ることもなければ、摂りすぎて身体を壊すことなどもありません。
むしろ心と身体に健全を与えるだけの、ノーデメリットです。
(過呼吸気味の方は、注意しながら、ご自身のペースで行ってくださいね)

この世の中で、ビルゲイツだろうと、星野源だろうと、学校の先生だろうと、たとえ犯罪者であろうと、空気だけは分け隔てなく誰にでも平等に降り注いでいます。
もちろんあなたにも。

こんな豊かな象徴を認識しない手はありません。
人は今ここにあるものを再認識するだけで、心を豊かにしていきます。

人は数分息をしないだけでも死ぬ可能性がありますよね。
それほど人にとって呼吸をするというものは、生死にも関わるとても重要なことなのです。

あなたは無限の酸素という豊かさを与えられている、貴重な命です。
思う存分酸素を取り入れながら、自分の価値を思い出してみましょう。

ゆ〜っくりと息を吸って、ゆ〜っくりと息を吐く。
静かな場所で一人ゆっくりと呼吸をしてみてください。
それだけで、まずはガサッと苦しみの回転数は下げられます。
決して苦しみを消そうとしないでください。
消そうとすることは、大事なことを教えようとしてくれている苦しみくんをいじめるようなものです。
消そうとすると、苦しみくんはより暴れます。
ではなく、暴れすぎていたらその余計な分だけ下げるイメージです。

苦しみは消さない、下げる。

という感覚を意識してみてください。

深呼吸をしていこう

呼吸に意識を集中し、身体中の隅々に酸素が行き渡るようなイメージを持って行ってみましょう。
どうですか、感情が落ち着いてくる感覚がありませんか?

僕がオススメしているのは、空の広いところで寝転んで、普段は見ない大きな空を見てみることです。
ここで僕がある日気がついたことは、この大気のことです。

我々が活動する地上には、宇宙からの猛烈な放射線が降り注いでいます。
それをこの大気があることで我々は地上でこうして生きて入られます。
この空はあなたを守る大きな存在。
誰しもがこの空に守られているのです。

その大きな空を見上げながら、無限の酸素を思う存分吸ってみてはいかがでしょうか。
守られるその感覚は、必ずあなたの苦しみに寄り添ってくれるはずです。

【その2】まず、苦しいことは悪くない。という発想を持ってみよう

苦しいことは悪くない

苦しさという感情の正体とは?

一言で言うと、自分が自分の本音と向き合うためにある感情です。
なくてはならない感情です。

自分の本当の生き方を忘れると、心の奥のもう一人のあなたが現実を使って、そうじゃないよ、そっちじゃないよ。とあなたに訴えてくれるのです。

自分に嘘をついてまで、したくもない仕事をしていると、なぜか上司や同僚が理不尽な振る舞いをしてきたり。

自分に嘘をついてまで、関わる必要もない人と関わったりしていると、どんどん気力が失せていったり。

自分に嘘をついてまで、笑いたくもないのに笑っていると、自分の本当の気持ちがわからなくなったり。

このように目の前の現実に辛くなるのなら、それはもう一人の自分からのメッセージです。

苦しみは、あなたが手放す何かがあることを示している、大事なアラートです。
苦しみという感情がなければ、あなたは迷路のような森の奥にただただ吸い込まれてしまいます。
苦しいとき、それは立ち止まるとき。
あなたは何に気がつくために苦しんでいますか?

苦しみは悪者ではなく、間違いなくあなたの味方です。

人は苦しく思うからこそ、目の前のことに対処しようと行動することができます。

しかし大抵の人は、雨漏りで床に落ちた雫を拭いても根本解決しないように、目の前にある問題(床に落ちた雫)を必死に解決しようとしてしまいます。

苦しさとは雨漏りでいうところでの床に落ちる雫です。その床を踏めば足は濡れて冷たいし、滑るかもしれません。問題ですよね。でもだからと言って床を拭くだけなら、また天井から雫は落ち、床はまた濡れます。

苦しみの根本解決は、屋根の裂け目を見つけ修理すること

逆に言うと、「屋根が壊れていますよ」と教えてくれるのが、雨漏りの雫、とも言えますね。

人は雨漏りなら屋根を直そう、濡れた床だけを吹いていても根本解決にはならない。
とすぐにわかるのに、こと目の前の現実になると、濡れた床を踏んだような辛い気持ちになっても、濡れた床という目の前の現実ばかり吹き続けます。その最たるものが「あいつが悪い!」という思いです。

苦しみがあるということは、あなたの心が濡れた床を踏んで不快なのなら、「あなたの心の中の屋根に裂け目があるよ」ということを教えてくれているということなのです。

どうですか?ちょっと苦しみの味方説に信憑性が出てきませんか?

苦しみはそのように、あなたの心や生き方を保全するための大事なセンサーの役目をしています。
もしその苦しみのセンサーが壊れていたら、心の屋根は雨漏りに気がつかず腐って崩れ落ち、あなたは本当の自分として生きることができずに一生を終えてしまうかもしれません。
そうなる前に、雫という苦しみを使って、あなたに修理する必要を訴えてくれている、あなたの味方ということなのです。

体が感じる「痛み」と同じ働きですよね。
人間の体も、痛みを感じるからこそ、避けたり治したり休んだりできるということですから。
痛みを感じなかったらきっと擦り傷だって死に至る可能性がありますからね。

苦しみを感じるたびに、目の前の問題(床に落ちる雫)ではなく、自分の心の中の屋根の裂け目(根本原因)を探すことに意識を向けられたのなら、きっと「あなたの心」という家は、いつまでも住人を心地よくする大事な家(本当の自分)としていつづけるでしょう。

ではどのように屋根の裂け目を見つけ、直していけばいいのでしょう?

例えば、このような現実がある場合ではどう?

パートナーは家のことなど何もせず、浮気をしたり仕事に没落したり、時間があれば友人ばかりを優先する理不尽極まりない行動ばかり。
浮気は絶対に許せないし、一緒にいる時間もなければ関心を向けてもくれない。こんなんじゃとても愛されているとは思えない。寂しくて孤独で苦しくてたまらない。

このようなことを解決したい場合、あなたならいったいどのような行動をとりますか?

家のこともっとやってよ!と怒りをぶちまけてみたり
浮気しないように四六時中見張ったり
友達とどっちが大事なのよ!と泣いて責めてみたり

このような行動ばかりしていませんか?

これは全て、雨漏りでいうところの床の水を拭くという行為ですよね。
一瞬は相手も怯み、変わってくれる瞬間もあるでしょう。
でも相手はあなたの本音を聞かない限り、根本から変わる可能性は低いでしょう。

もっと私を愛して欲しい、
一人で寂しくてたまらない、
あなたともっと一緒の時間を過ごしたい、

こんな素直な気持ち言えますか?

とてもじゃないけど恥ずかしくて言えないし、プライドが許しませんよね。
だってあいつが悪いのに。って思うよね。
でももしこんな本音を言えることができたら、どうなるでしょう?
何かが相手の心に突き刺さるのではないでしょうか。
ここまでの本音を言っても受け取ってもらえないのなら、それならもう関係自体を見直すこともできると思います。

特に配偶者同士では、たとえどう考えても絶対に相手が悪いと思っても、それでも相手のことが好きなのならば、大事なのならば、自分のプライドなどへし折ってまでも、自分の心の奥の本音を伝えることには大きな意味があるはずです。

それは相手とのこと。というよりも、どんなに相手が悪くても、自分の本当の本音を相手に伝える勇気を持つ。それは自分の心の奥のもう一人の自分との信頼を取り戻すためには、とても必要なことなのです。

もし誰かが、あなたのために信じられない勇気を振り絞り、あなたの本音に寄り添ってくれたのなら、その人のことを心から信じられたりはしませんか?

人は自分同士であっても、人と人。という構図は変わりません。
自分のために自分の本音を誰かに伝えることができる。

配偶者にだろうと、上司にだろうと、友人にだろうと。

「勇気を持つ」これほど自分との信頼を作れる行動はありません。
なので相手が理不尽なほど、それに必要な勇気は大きくなり、大きくなるほど自分との信頼関係は大きくなります。
これこそが自分の価値を高める唯一の方法なのです。

相手が理不尽なほど、あなたの心の奥はあなたと信頼関係を作りたい、という表れなのかもしれません。
そのためにあなたの心の奥は、それほどの現実をあなたに向けて作ってくるのかもしれませんね。

なので、床に落ちた水を拭いたあとは、必ず屋根の裂け目を探し、根本解決をしていきましょう。

相手の理不尽にも負けてでも、プライドをかなぐり捨ててでも、もう一人の自分のための行動をした時の充実感は、言葉では言い表せないような満ち足りたものなのです。

そのように苦しみとは、今自分が自分らしく生きることからずれていますよ。ということを知らせるための、心の奥のもう一人の自分からの大切なメッセージなのです。
そしてこの例は、苦しみから得られる膨大な視点のたった一つであります。

勇気を持って思いを伝えることだったり、
勇気を持って何かをやめることだったり、
勇気を持って親との関係を見直したり、

苦しみには、たくさんの視点があり、たくさんの気づきが得られる大きなチャンスなのです。

ここで重要なのが、

その苦しみがあって、あなたの目は何に向いたのか。

ということです。

配偶者に苦しんでいるからこそ、自分の本当の生き方に目が向いた。
親の言いなりになって苦しいからこそ、本当の自分の意思は何かに目が向いた。
心が苦しいから、人の心の仕組みに目が向いた。
苦しいからこそ、親の存在に目が向いた。
苦しいからこそ、長い間会わないでいた親友を思い起こした。
苦しいからこそ、自分に禁止していたやりたいことに目が向いた。

これが苦しみからのあなたへのメッセージです。
苦しみには、たくさんの視点があり、たくさんの気づきが得られます。
苦しみを嫌うなんて本当にもったいないことなのです。
あなたの本心に出会える、それが苦しみです。
苦しみは間違いなくあなたの味方なのです。

今苦しんでいるあなたへ

その苦しみが大きければ大きいほど、自分との信頼関係を取り戻す大きなチャンスの前にいます。
雨漏りという苦しみががあったときは、屋根の裂け目である自分の本当の思いは一体どこにあるのだろう。ということにいつでも意識を向けましょう。
ピンチはチャンス!

【基礎知識】人には二つの思考がある

二つの意識
一つ目は、人間が意識できることのすべての思考。顕在意識と呼ばれるもの。
二つ目は心の奥で行われる、人間が意識することができない無意識の思考。潜在意識と呼ばれるもの。

人が持つ全ての思考を100%とした時、その比率は、

顕在意識 3〜5%
潜在意識 95〜97%

と言われています。
目の前にある現実のほぼ全ては、潜在意識の影響によるものと言われています。

例えば、「私は幸せになりたい」と顕在意識で考えているとしましょう。
幸せになりたいのだから、幸せになりたいと考える。当然ですよね。

しかしこれは罠です。

なぜなら、「幸せになりたい」と思うことに対し潜在意識は、「今私は幸せではないから」と思考するからです。
幸せな人は幸せになろうとは思いません。
幸せになりたいと思うということは、今自分が幸せではないと信じているからです。

そして心は「幸せになりたいと言い続けたいのですね」と判断していきます。
つまり、目の前には、幸せになりたい。と言いたくなるような現実、つまり不幸を自分自身が無意識で作ってしまう。というカラクリです。

思考が現実になる。の思考とは、「幸せになりたい」と考えるような願望の思考ではなく、潜在意識の「今幸せではない」と信じている方なのです。

幸せになりたいと願えば願うほどに、今幸せではないという信じ込みが強化されていきます。
パーセントの比率を見てもそのパワフルさは一目瞭然ですよね。
自分の発する言葉には、いつでも注意を向け、その無意識の信じ込みに目を向けましょう。
頭で思う願望とは反対の現実が作られていく。それが心の仕組みです。

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【その3】辛さや苦しさも含め、全ての感情を愛でよう

辛さや苦しさも含め、全ての感情を愛でよう
人が感じる感情は、そのすべてがなくてはならない大事なものです。
苦しさという感情が必要だということは腑に落ちてきたでしょうか?

感情とは、楽しいだけが素晴らしいのではありません。

楽しい、苦しい、嬉しい、寂しい

喜怒哀楽の感情が全て揃ってこそ、人は心を持った存在として機能します。
しかし、苦しさが嫌だからと排除をし、楽しさでごまかしてはいませんか?

例えるなら、感情のすべてはどれも大事な自分の子供と同じ。と考えるのはどうでしょうか。
子供達は、誰にだってそれぞれ個性がありますよね。
どの子かが泣き叫んでいたら、まずは「どうしたの?」と話を聞いてあげませんか?

泣き声が嫌だからといって、押入れの中に閉じ込めたりなんてしないですよね?
大事な自分の子供達のことを、この子は「要らない」、この子は「要る」などと選別しないように、全ての感情(子供)も誰一人欠けてはならない、大事な家族です。

しかし全てが素晴らしいからといって、どれかの感情が異常な回転をしていれば、それには対処をする必要があります。

嬉しすぎて何が困るの?

と思われるかもしれませんが、嬉しすぎた快楽の感情は必ず下がっていきます。
なので下げたくない、いつまでも浸りたい。という執着が生まれます。
その嬉しい感情が強ければ強いほど、そのあとの落差も大きなものとなります。
執着は冷静な判断力や視野を奪い、自分らしく生きることを著しく阻害していきます。

そもそも快楽な気持ちを下げたくない。と過度に思うのは、ネガティブな感情が悪だと思っているからですし、苦しみは悪で、快楽だけが善だ。と信じているから起こる気持ちです。
人は快楽に執着することによって、不安や恐れを作っていきます。
しかし、「苦しみは悪いものではない」と準備ができていれば、その不安はとても小さなものなっていきます。

心のバランスが取れている時は、様々な感情が緩やかに上がったり下がったりと移ろって行きます。

幸せでも不幸でも、私は素晴らしい

ここを目指してみるというのは、いかがでしょうか。

【その4】辛いことや苦しいことを考えるのをやめる

とにかくやめる!

とにかくやめる、無理やりにでもやめていく

無理やりって…。
そもそも、そんなの出来るならとっくにやってるよ。という話ですよね。

しかし、辛いときに考え事をやめるということは、今この瞬間できることの中で、何よりも重要なことです。

苦しいときは、怒りや不安にかられ、不要なことを延々と考えてしまいます。
それは、苦しみへ過剰に栄養を送る行為。
泣いている子に、「泣くな!」と叫べば叫ぶほど、止まらなくなるそれと同じことです。
燃え盛る辛い思いに、蒔きをくべ続けることになってしまいます。
そんなとき、顕在意識の思考を使って現実的な対処をしても、良いことなんて何もない。そう思っていただいて間違いないと思います。

例えば、
あいつに溜め込んでた悔しい思いを、ドバーッとぶちまけてやろう!とか、
自分なんていなくなった方がみんなが喜ぶんだ。とか、
こんな仕事してるから自分は苦しいんだ。やめてやる!
など。

どれもまあ、まず解決には至らなそうですよね。

辛い時に頭を使って考えることなんて、一つもメリットはない

あらゆる手段を使ってでも止めていきましょう。

この時にやめる思考とは、
自分自身がコントロールできない思考です。

コントロールできないことを考え続けることで、人はメンタルを壊していきます。
そりゃ鬱にだってなりますよ。って話です。

その反面、自分がコントロールできる思考で人は病むことはないので、自分の本音ってなんだろう?
のような思考はそれこそ四六時中考えましょう。

【思考の止め方1】10%程度の笑顔を作ってみよう

10%笑顔とは、笑顔には見えないが、笑顔になる直前まで顔の筋肉を動かす。というただそれだけの対処法です。
苦しいからって、街中や会社でニヤニヤしているわけにはいかないですからね。
笑顔を作っているときに、ネガティブなことって考えられなくないですか?
試しに今、意識的に笑顔を作って、悔しい思いや、苦しい思いを思い浮かべてみてください。
おそらく、辛くなるような思考は、なかなか働かせられないのではないでしょうか。

ばかばかしいとは思いますが、「笑顔」これは絶大な効果があります。
しかし10%笑顔は、苦しくて耐えられない時の緊急的な対処法です。

作りたくない笑顔は作らない。
作りたいときにだけ笑顔を作る。

これが自分の感情を守る大鉄則です。
しかし苦しいことは悪くない。って言われても、今倒れそうでなんとかしたい。という緊急の場では、この10%笑顔はとても役に立つはずです。
ニヤニヤではなく、10%笑顔の恩恵を受け取りましょう。

【思考の止め方2】散歩による身体面、心理面への恩恵を受け取ろう

散歩をしよう
歩くという行為は、人の無意識、つまりは潜在意識を最大限に使う、最もシンプルな運動です。
歩く瞑想。というのもあるくらいですから。

歩くときって、腕を振り、足を出し、右、左、と交互に進んでいく。それを私たちは意識しませんよね、体が勝手に動いてくれますから。
逆に、歩くことを意識して考えてしまうと、手や足が一緒に動いたり、おかしなことになりますよね。
つまり、歩くという行為は、心臓が意識せずに動いてくれるように、潜在意識のプログラムにより自動で行われます。
車の運転も覚えてしまえば、あとは自動で動くように。

顕在意識で思考せず、潜在意識である無意識に任せて人生を進む。
これが一番の鉄則ですが、そうは言っても、考えられることが人間の意識の全てだと思えて仕方がないですから、どうしても考えてなんとかしようとしてしまいます。
それは今すぐにでもやめましょう。

乱暴な言い方かもしれませんが、問題は放置が一番です。
解決しようとすることこそが、一番問題を長引かせるのですからね。

歩く

歩くという行為は、潜在意識を使う動きが多くなるので、膨大な潜在意識の情報とアクセスしやすくなります。
散歩中に自分の本当の本心が思い浮かんだり、思ってもみないアイデアやヒントが浮かんだり、そのようなことがよく起こります。
それに、気持ちの良い場所などを散歩をしているときは、ネガティブな思いなどは出てきにくいようにも思えます。
適度に体も疲れ、心身のバランスも良くなりますね。

考えよう(do)と思っているときは、頭の顕在意識が働きます。
しかし、考えてしまう(be)ようなときは無意識の潜在意識が働きます。

被害妄想が暴走したり、息が詰まったときなどには、すぐにぶらぶらと外を歩き、きれいな空気をたくさん吸いましょう。

【思考の止め方3】辛さや苦しさという感情を感じ切る

感情
人の感情は、必ず体のどこかに身体感覚として現れています。
緊張すると、胸が押しつぶされるように感じたり、苦しいときは、胸の奥がぎゅーっと握りつぶされるような感じがする。など。

昔からよく言いますよね。
お前の胸に手を当てて考えてみろ!
五臓六腑に染み渡るぜ。
肚が座る
などです。

これは先人たちがずっと行っていた、潜在意識とのコミュニケーションの現れです。
現代の我々は、胸や肚で感じることを忘れ、頭で考えることだけになってしまっています。
今日本で多くの人が不安に押しつぶされたり、鬱になったりという原因はここにあるようにも思えます。
体の身体感覚を感じるということは、その間は意識が顕在意識から離れているということになります。

日々の中で、顕在意識の思考が止まる時間が長ければ長いほど、潜在意識が優位となり、本来の人間の力が発揮されたり、思っても見ないような縁が巡ったりします。

瞑想はちょっとしたブームですが、瞑想の一番の目的は、顕在意識の思考を止めることにあります。
瞑想については、また後日記事にしたいと思います。

身体感覚は、潜在意識から現れてくるものなので、それを感じるということは、もう一人の自分からのメッセージを感じつ取る。という自分同士のコミュニケーションでもあるのです。

自分同士で意思の疎通をしている限り、その人の本来の生き方から大きくずれることはないはずです。
もし感情による身体感覚がわかりづらいと思ったら、食べたものが体の中を通っていく感覚に耳をすませてみてください。
感情による感覚と非常に似ているので。

食べたものが喉を過ぎ、食道を通り、胃に落ちていく。温かい、冷たい食べ物ならその温度も感じられるはずです。
どうですか?
そのような感覚が感情とセットになり、必ず体のどこかに現れています。

特に感覚が現れやすいのは、喉元からお腹の下あたりまでです。
苦しみの感情に耐えられなくなったときは、リラックスできるような場所で寝転び、喉元からお腹の下あたりまでに何か感覚のようなものがないか、意識のフォーカスを当てていきます。

何か感覚のようなものが感じられたら、そこに手を当てて、しばらくその感覚を感じてみましょう。
そして「こんにちは」と声をかけてみましょう。
ゆっくりと呼吸をして、その感覚を自由にさせる意識で観察してみてください。
苦しさが大きければ大きいほど、これは絶大な効果を発揮してくれます。

その時にその感覚たちは、様々なメッセージを送ってくれます。
それは色だったり、動きだったり、イメージだったり、あるいはメッセージだったりします。
それらを受け取ろうという姿勢でその感覚を感じましょう。

じっくりとその感覚を感じていると、強い身体感覚でも落ち着いてくるはずです。
そのとき自然と自分の感情も落ち着いてきていることに気がつくでしょう。
これが自分との本当の対話であり、感情を感じ切る。ということです。
これができたときの豊かで満ち足りた思いを、ぜひ感じてみてほしいのです。
一度その豊かで暖かい感覚を感じることで、自分の身体感覚を感じることに興味が出てくるはずです。
そうなればもう、表の思考で他人のことを忌々しく考えていることがバカバカしくなるとはずです。

【その5】苦しさからわかることの恩恵を最大限に受け取ろう

苦しさというものは、外側にある人間関係など、環境から受けて生まれるものではありません。
必ず自分の内側に、その苦しさにつながる火種があり、それが目の前の現実へと飛び移って燃えている。そのような仕組みになっています。

苦しめる現実があるから、苦しくなる。
ではなくて、
苦しみを感じたいから、苦しめる現実を作る。それが正しい順番です。

なので外側にその苦しみの原因を探り、それに対し対処しようとしても、うまくいってもそれは一時的なもので終わってしまう。
上で書いたように、雨漏りと雫の関係にようなものです。
その屋根の裂け目という根本原因は、自分の心の内側に火種があり、その火種がどんなものかを探っていく。

自分はこの現実を使って一体何を知りたいのだろう

苦しいことや辛いことがあったときは「あいつが悪い」と外に意識を向けるのではなく、この質問を自分に何度でもしてみてください。
最初は「わからない」しか出てこないと思いますが、それはまだ思考が顕在意識という狭い思考の中をさまよっているからです。
今感じている感情の火種は、必ず潜在意識の中にあります。
器の外にその意味を探りに行くような感覚で、何度も何度も「わからない」に挑戦してみてください。
顕在意識の思考の外側の領域に出たとき、初めて本当の理由や意味に出会えるはずです。

相手を責めるのでもなくて、自分を責めるのでもなくて、なぜこの現実が私には必要だったのか。
ただそこだけにフォーカスを向けてみてください。

そこにフォーカスを当て続ける限り、僕らの潜在意識は決してあなたを裏切りません。
苦しみが大きいほど、人生も大きく好転していくはずですから。

【その6】新しい価値観を得て、これからの人生を豊かなものにする

価値観

昔と今は違う

をはっきりと理解しよう。

私たちは、戦争や高度経済成長といった、様々な大きな波や発展を、我慢や気合いなど、頑張ることで乗り切ってきた先人たちの末裔です。
そしてそのマインドは、未だにこの日本の社会に延々と受け継がれているのではないでしょうか。

自分の価値などは無視し、国のため、社会のため、家族のため、他人のため。と歯を食いしばり、与えられたものを着々とこなすそのような社会背景の時代には、我慢や気合いもとても高いレベルで機能したのでしょう。
そうすることで、その波を乗り越え、家族も養え、一生を過ごす経済的な恩恵も与えられたのかもしれません。その成功体験が今でも正しい思想として、私たちを洗脳し続けているのではないでしょうか。

今はもう違います

経済的な発展は頭打ちをし、日本は経済でもずいぶん後進国となっています。さらに貧富の差は広がり、貧しさや心を壊す人で溢れる国になっている、そんな一面を感じませんか?

世の中に溢れる誹謗中傷合戦は、過去のマインドの負の遺産。
多くの人たちが、我慢や頑張りで生じる苦しみを抱えきれずに、他人に吐き出すことでしかその解消方法を知らず、多くの悲劇を生んでしまう……。
そそのような価値観は、もう必要はないはずです。

他人は自分を幸せにはしてくれない

どれほど気に食わないことがあっても、他人は自分の都合のいいようには動いてはくれません。
その言動をやめるかどうかは、その本人でしか決められません。
いくら他人に文句を言っても、決して報われないということを覚えましょう。

そしてその気に入らない現実は必ず自分の内側から発せられています。
苦しいとき、他人が気に入らない時こそ自分の内側を観察しましょう。
そして新しい自分だけの価値観を構築していきましょう。

【最重要】自分を幸せにできるのは、この世の中で自分自身だけ

幸せとは
生きていく上で生じる様々な選択権は、全て自分自身にあります。

嫌な会社に行く
嫌な友人と会う
嫌な場所に行く

たとえ地球が割れるような理由が理不尽さが相手にあろうとも、その感情を選択をしているのは「自分自身」でしかありません。
自分が感じている感情は、自分自身が100%責任を持ちましょう。

相手が気持ちよくしてくれたことは、それはボーナスであって、なくて当然、あったらラッキー。ただそれだけのことなのですよね。
それが他人というものだと私は思います。

今こそ価値観を変えるチャンスと捉え、苦しい今だからこそ新しい生き方を考えてみてもいいのではないでしょうか。
そのヒントは、その苦しさの中にこそあるということです。
やりたくないことをやめて、やりたいことをする。
自分の価値を知り、やりたくないことはやらなくていい。
自分の価値に見合った人生を、自分が自分に与えてあげる。
幸せの核となる心の奥の満たされた思いは、他人からは決してもらえません。


自分を幸せにできるのは、この世の中で自分自身だけです

他人に遠慮をし、過去を悔い、未来を不安に思う。
その思いの中にいる限り、自分らしい人生を送ることは、なかなか難しでしょう。

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【その8】不安や恐れを味方にする

不安や恐れ


自分らしく生きようと決意したとき、必ず不安がやってきます。
その望むことが、自分の人生を大きく変える可能性が大きいほど、その不安も大きなものとなります。

人間には安全のため、あらゆる現状を維持しようとする心理的な機能があります。
不安や恐れは、その表れの一つです。

潜在意識は変化をとても嫌います。
変化しないことが一番の安全であり、どんなに素晴らしくても、変化することは悪だと捉えているのです。
なので、不安な気持ちを起こし、新しいことに足を踏み込ませないように、全力で止めにやってきます。

人は無意識に、新しいことを誰かに止めて欲しいと思っている

無意識に、自分の夢にケチをつけそうな人に自分の思いを語ったりはしていませんか?
よくわからない他人に、未完成な自分の夢を話すのはやめましょう。
話すよりも前に、思い切ってその一歩を踏み出してみましょう。
嫌なら辞めろ、怖いなら進め!です

嫌だと思うことは嫌なことなので当然しない方がいいのですが、怖いということは、潜在意識はそれを行うと変化をしてしまうことに気がづいているからです。


怖いという感情は、自分が変われるサイン

どうしても進んでみたいけど、怖くて足がすくむ。
そういう時こそ、その怖さに突き進んでいきましょう。
必ず思ってもみなかったことが起こるはずです。
何かが揃ったら、準備ができたら、不安がなくなったら。
これらを思っていては一生不安は消えません。不安を消せるのは動き出すこと、ただそれだけです。

なので順番は逆。
踏み出したからこそ不安は消え、不思議と準備も次々と揃っていく。
これが世の中の成功談で一番多い例です。

結果はただの結果、事実の一つでしかありません。
大切なのは、今自分に何をしてあげられるのか、今自分に何をしてあげたいのか。
勇気を持って動くその行動だけが、今自分が幸せだということに気がつける。ということなのだと思います。

まとめ

・苦しいことは悪いことではない
・辛いこと苦しいことは自分の味方である
・思考を止めよう
・自分だけの新しい価値観を再構築する
・自分を幸せにできるのは、自分自身だけ

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