Written by 宍戸竜二オフィシャルサイト

引き寄せの法則の罠

苦しみについて

人生とは、つまりあなたが持っている買い物かご

引き寄せの罠
あなたが買い物をする時、その買い物かごの中にはどんなものが入っていますか?

もちろんそのかごの中は、誰かがこっそり入れてしまわない限り、あなたが必要なものだけが入っていますよね?

人生でもそれは同じだと僕は考えています。

今目の前にある出来事を否定することから、本当の苦しみは生まれます。
今目の前にあるあなたが感じる全ては、必ずあなたにとって、素晴らしい出来事になります。

今目の前にあるもの全ては、自分にとってとても大切なもの。
そこから自分の本当に生き方へと戻る大きなヒントが詰まっているからです。

それは一体なんなのか?
そこを考えるのがあなた自身、つまりあなたの顕在意識がたった一つのできることです。

顕在意識は、
他人をコントロールしたり、
過去を悔やんだり、
まだこない未来を不安に思うためにあるのではありません。

あなたが唯一コントロールできることは、自分の目の前にある出来事から感じる感情を感じ、そこから自分の本当の生き方を取り戻すヒントを思いつくことだけです。

思い通りの人生を過ごしたい。の罠

自分で自分の人生を思うようにしたい。
なぜならそれは、自分の人生だから。

だと思うなら、あなたの人生の、あなたが味わっているその苦しみは、あなたにとって必要なものではないですか?

ここを履き違えるから、望むように生きたい!と今目の前にある現実を否定し、

あれが欲しい、
こうなりたい、
こんなの嫌だ。

と自分の買い物かごに入っているものにいちいち文句を言っててしまうことになります。

そんな視野の狭いときは、自分の心からふわふわと飛び出し、他人の人生を生きたいりします。

あいつが悪い、
あいつがそう言ったから、
言われた通りにやったのに。

とかさ。

引き寄せの法則の間違った使い方

引き寄せの法則を使いたいとき、あなたは自分の人生に満足をしていないですよね?
その思いから引き寄せの法則を使うことは、大きなお落とし穴です。

大前提として、
あなたの人生で引き寄せていないものはない。
ということです。

この楽しさも、
この苦しさも、
この喜びも
この悲しみも、

あなたがあなたの人生で必要だから引き寄せたもの。
引き寄せなんていう甘っちょろい言葉じゃ説明なんてつかないくらい、それはあなたが生まれる前に決めた大事な出来事だけで人生は構成されています。

だけど苦し出来事なんて、い・ら・な・い。
そう思うじゃない?
引き寄せー!
なんて叫んでいる人はさ。

もちろん感情的には、苦しいことは痛みだから、なくなればいいのに。
それももちろん当然のこと。
何も悪いことじゃない。

しかし、本質の話で言えば、人生とは、苦しみの先にしか本当の生き方のヒントは眠っていない。
こんなことを言うと身も蓋もないけれど、僕はそう実感しています。

この世の中で、感情的にも経済的にも成功している人は、必ず大きな苦悶の中からその道を取り戻しています。
そう取り戻すんです。
絶対的な安心感も、絶対的な生きるモチベーションも、もともと持っているのに、それを大人になるときにだんだんと我々は忘れて行ってしまうんです。

子供の頃なんて、過去や未来なんて見ずに、ひたすら遊びましたよね?
でも大人なるにつれて、自分で自分を縛っていく。

その力を取り戻すには、苦しみの力、特に耐えがたいものがどうしても必要なのです。

誰があなたの人生の出来事を決めたのか?

それは生まれる前のあなたの魂です。

今を否定するという、
これが悪さをしていることが本当に多いな。
と僕は実感しています。

ここにはまり、
引き寄せたい!
と思うほど、

自分の目の前を拒絶することで、
自分を嫌い、
自分に価値がない、
自分には力がない。

を作り続けてうまくいかないと嘆く。

いくわけがないと思うのです。

レジに行って、
こんなものが入ってる!
と店員に文句を言っても、
並んでいる隣の人に文句を言っても、

それはあなたの心があなたの人生という買い物かごに入れた必要なものだから、誰かのせいでなんてありえない。

自分の人生には、
必要なものしかない、
必要なことしか起こっていない、
必要な感情しかない。

好きとか嫌い、
良いとか悪いとか、

そこで目の前の出来事を判断している限り、
それは他人任せの人生だと僕は思うのです。

自分の人生を生きている人の考えとは?

「一体何のためにこれが必要なのか?」

と全ての出来事にこの質問をする。
そのとき、
心の底の本当の自分の思いに触れられる。
そう僕は実感しています。

あなたの目の前にある
その耐えがたいものは、

「一体何のために必要なのでしょうか?」

もしくは、
その耐えがたいものがなくなると、
「あなたはどんな風に困るのでしょうか?」

自分の人生に、
こんな質問を是非してみてください。

本当の自分の思いに気がつけると思います。

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