Written by 宍戸竜二 オフィシャルサイト

きゃりーぱみゅぱみゅと草間彌生が合体した?
【vol.6】

メールマガジンアーカイブ

ある日の甲高い着信に出ると、それは声を荒げた友人e子だった。
 
僕は長い間友人e子と交流をしてきて、彼女の着信音は、
 
特別に設定したのかな?
 
と思ってしまうほど、
 
「お、きたな?」
 
とわかる。
 
 
彼女の声は妙に興奮していて、
 
「話を聞いて!」と凄んだ。
 
「お、おう、どうした?」と怯む。
 
「私って、きゃりーぱみゅぱみゅが好きじゃない?」
 
「え?!、あ、ああ…」
 
 
【豆知識】
 
ぱとか、みとかが乱立する、きゃりーぱみゅぱみゅ。
 
口がもつれてそれが言えない人は、
 
ドラえもんがポケットから道具を出す、
 
あのイントネーションで、
 
「どーこーでーも、どーあ~」
 
のイントネーションで言うとすんなりと言えるらしい。
 
さあご一緒に!
 
キャリ…
 
 
話を戻そう。
 
その友人は、
 
「私きゃりーぱみゅぱみゅが好きじゃない?」
 
「うん、さっきも聞いた」
 
「そんで、草間彌生も好きじゃない?」
(聞いてない)
 
「う、ううん…」(雲行きが怪しい)
 
「今度、あの芸能事務所の社長と会うことになって、
 
私のアートを売り出すキャラを披露しようと思って!」
 
 
話を聞くと、
 
その社長は誰もが知る芸能人を抱える事務所の社長らしく、
 
アートの仕事にも関わりを持っているようなのだと言った。
 
そして、瞳をうるうるとさせながら、
 
(実際には音声通話だが)
 
 
 
「私草ぱみゅ!というアーティストとして売り出すわっ!」
 
 
 
わっ!と驚いてしまう。
 
わ、悪い予感が当たった…
 
なんだよそれ…
 
 
そんな角度から、銃口が向けられていたのか?
 
というようなスナイパーな彼女の一言。
 
 
 
===
数日後、見事にその社長の前で草ぱみゅってきたと言う…。
 
「もうどん引きー、だったわよ。あはは」
 
と割とシラフな声で開き直っていた。
 
 
その威風堂々としたアイデア出しから披露までの彼女の骨の太さに、
 
改めて、尊敬の眼差しを送りたくなる出来事だった。
 
 
彼女は失敗に終わったのかもしれないけれど、
 
人の人生て、
 
勇気をどれだけ出せたかで、
 
その後の人生も大きさが変わってくると思うのです。
 
 
できないと縮こまっているより、やりたいことを自分にやらせられるのは、この世の中で自分しかいないのですよね。
 
 
彼女の人生も、この経験が…(役に立つのか?笑)
 
いやきっとこの勇気を出せたことが、
 
(というより彼女に勇気を出したような気配はなかったが…)
 
きっとこの先の人生を豊かにするのだろうと思える出来事だったわ。マジで。
 
 
彼女の心臓はきっとアフロなのかと思うくらい、
 
ふんわふんわのもじゃもじゃなんだろうなと尊敬の眼差し。
 
おい、そこ!女性にもじゃもじゃとか言わない!
 
 
勇気だけがあなたの人生を前に進めるのです。
 
それは本当だと思うのです。
 
 
宍戸竜二

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